他のイラスト系のブログを書かれる方は基本技術的な事を描くと思いますが、今回は描き方の種類について書いていこうと思います。
さて、“絵を描く”と一口に言ってもその技法は様々で描き方も様々あります。デジタルで描くか、アナログで描くかといった母体事態の話は以前書いたのでその話は置いておいて、今回はそれではなく、技術、技法についてのお話をしようと思います。
surfaceの紹介なんかもしてますし、タブレットの話も少し触れた記事があるのでその辺もよければ読んでみてください。
アナログであればこういった記事も書いてます。
こちらはドローイングの練習について少し触れてますので、良ければ読んでやってください。
技法の話
では、絵を描くための技法の話を少ししましょう。
今、色んなイラストレーターさんが活躍されて、私たちの周りにはたくさんの絵がありますが、それぞれ技法が少しずつ違っていたりするので、ここで少しお勉強しましょう!
線画イラスト
最も多くの絵師さん、イラストレーターさんでこの技法を使う方がほとんどだと思います。ラフや下絵を描き、それを線画におこしてから着彩していく方法です。私もこの技法を使ってイラストを描いていますが、この方法は外から内側に向かってイラストを完成させていく足し算の描き方です。
学校でもイラストの専門学校でもこの方法を教わりますし、有名な画家さんもこの方法を使われている方は多いですね。
最もスタンダードで一番とっつきやすい方法なのでまずはこの方法を覚えれば絵の入りとしては簡単ですね。
影絵
少ないながらこの方法で描かれる方もいます。影絵は塗りつぶしてから形を形成させていくため、ラフや線画の工程がありません。
線画の逆で影絵は引き算していく技法です。
形を形成していくやり方はほかの描き方とは違い、背景の部分を描きこんで行きます。黒で書くなら白い部分を描きこんでいくことで黒い部分のキャラクターの形を表すので、描きこむ場所が違います。
そのため空間をうまく使わないと表現できない描き方ですね。ただ、線を描くのが苦手な方はこの方法で描くとうまくいくかもしれないですね。
鉛筆画
これは前にも記事を描いたと思いますが、ラフから線画、着彩まですべて鉛筆で描き切る方法ですね。
色鉛筆画もこれに含まれると思います。デジタルで描くのに抵抗がある方は、この方法は入りやすいかもしれないですね。
点描画
絵は線で描く方がほとんどですが、点描は表現をすべて点を打つことで表現する技法です。
人の目はかなり曖昧で、点を細かく打っただけのものを線としてとらえてしまい、一つの絵として見ることができます。そして、色はペタペタ点で表現してるのにそれを混ざった色として見えてしまいます。
その曖昧さを利用したのがこの技法です。
有名な画家さんもこの技法で描かれてる方もいらっしゃるくらいの方法ですが、とにかく一枚の絵を描くのに膨大な時代を費やすので他の方法よりも時間がかなりかかります。
ちょっとした作品を描くのに半日かかるともざらにあります。
ただ、他の技法よりも集中できるので一つの事に没頭することができるので、頭を空っぽにして描くことができます。敷居は高いですが、完成した時の感動は多分高いと思います。
水彩画
水彩画は専用の紙に描かれた絵に対して水を溶剤とする絵具を重ねていき、着彩を表現する技法です。
デジタルイラストでも水彩塗りをする人がいるので結構メジャーなものですね。この絵の特徴は、色が淡く、ふんわりしたように見える優しい感じがすることです。
この技法は色んなやり方で色や表現を表すので、かなりのテクニックを使います。しかし、描けると絵のスキルはかなり高くなると思います。
画材を揃えるのは大変ですが、始めると大人がハマるかもしれないですね(笑)私はデジタルの水彩塗りがかなり好きで愛用してます。
この他にも【ボールペン画】や【筆画】なんかもあります。
これらも色んなイラストレーターさんや画家さんがそれぞれに合った技法で作品を発表しています。それらは全部オリジナリティが高く、その絵師さんを象徴する技法になるので気になる方法をぜひ試してみてください!