こんにちは!
今日は知ってる人には当たり前のことですけど、知らない人にはまだわからないことがあるレイヤーの話です。
レイヤーというのはいわば“薄い紙”の事です。このレイヤーを重ねていくことで一枚の絵が完成されています。
こちらはメディバンのトップ画面です。ちょっと使いやすいようにカスタムしちゃってますけどね(笑)
丸で囲った部分がレイヤーパレットですね。今は一枚しか表示されていません。では、今表示されているところに丸を描いて着彩してみましょう。
レイヤー1に赤い丸、レイヤー2に青い丸、レイヤー3に緑の四角を描いてみました。この状態だとレイヤー1が一番下にある状態なので赤い丸が手前に表示されるようになっています。
レイヤーを追加して着彩をしただけだとこのような表示がされてしまいます。緑の四角が一番上のレイヤーなので、イラスト描くうえでのラフや線画を置いておく位置になります。
では、レイヤー2をレイヤー1の下に移動させてみましょう。
レイヤー2を一番下にすると赤い丸の下に表示されるようになりました。一番下に移動させたレイヤーは必ず表示するうえでは一番下に表示されるようになります。
レイヤーの見方
一番上のレイヤー→一番手前に表示される
真ん中のレイヤー→真ん中に表示される
一番下のレイヤー→一番奥に表示される
レイヤーは必ずこのように表示されます。
では、イラストで説明しましょう。
こちらはこの間新作投稿で載せた絵ですが、この絵で説明します。
一番上のレイヤー→絵で言うところの線画の部分です。キャラクターの輪郭部分です。
真ん中のレイヤー→目や髪の毛の着彩部分が真ん中のレイヤーです。
一番下のレイヤー→この絵は背景が白なのでキャラクター以外の白い部分が一番下のレイヤーになります。
上のイラストを描いた時のレイヤーです。
レイヤー2と描かれた部分はラフを描いた部分なので非表示になってますが、その下に線画レイヤーが来てます。そしてそこから細かく着彩レイヤーが設定されてます。
このように下にレイヤーを追加して塗りを分けることで、表示させたい箇所に色をのせています。
では別のソフトでもみてみます。
こちらはCLIPSTUDIOPAINTの画面です。
画面の右側がレイヤーパレットですが、クリスタでもレイヤーのルールは変わりません。
レイヤーで分けるメリットはそれぞれ表示させてる部分が違うので、細かく分けて管理してると修正が簡単であるということですが、デメリットを言うと、とにかく増えると面倒(笑)
大作とかになってくるとレイヤーの数は簡単に1000を超えます。下手すると3000とかを超えたりもするのでどの表示がどのレイヤーなのかわからなくなってきます。
そこで登場するのが結合やファイルでまとめるっていう作業ですが、この辺は扱いに慣れてからやりましょう(笑)
ちなみに私は大体20レイヤー内で絵を描いてます(そもそも大作でもないので)。人によってレイヤーの数はかなり上下します。大作を描かれる方でもレイヤー数はかなり少ない人もいますし、描きこみがあまり多くない絵でもかなりレイヤーを分ける人もいます。
レイヤーが少ない人はレイヤー数10以内でしっかりした絵を描かれる方もいます。レイヤーが多いからすごいって事はないので、自分に合ったレイヤー数で描いていいと思います。
というわけで、おさらいというか、ある意味これだけ覚えれば問題ないのが、レイヤーは上から順番にどんどん奥に表示されていくということです。
文字の周りに色をおきたい場合は文字を書いたレイヤーを上に、周りの色を下に表示させてあげればOKです。