こんにちは!
今週のイラストはコウモリをモチーフにしたようなマジシャンチックでちょっとホラーチックな作品を描きました。
この作品はあえでコミカルな描き方をしたのであまりリアルさを追求せず、あえて結構わかりやすく描いたつもりです。
まず最初、描こうと思ったのはコミカルなホラータッチの作品でした。ラフでは城やら熊みたいなキャラクターがいたと思いますが、それらは作風的に違うなって思って、削り、キャラクターに羽を生やしたことで、コウモリのイメージが頭に浮かんだので方向を変えてみました。
そこで、紳士的なんだけど、キレイに服を着こなせず、袖がかなり長い洋服を着てるっていう、少しドジな性格である設定を盛り込みました。
当初イメージだったものをそのまま生かそうと思って丸机や手元にある箱は残しましたけど、逆にいい意味でアクセントになったかもしれないと思って気に入ってます(笑)
コウモリって赤い目のイメージがあったので目は赤くしましたけど、いつものような表現とは変えて、ここもコミカルな部分を残すように線画の上からべた塗りするような描き方をしています。
それから月もそもそも線画の段階で描く予定だったので残しておきました。最終的なイメージには合うとおもったので。
今回のイラストで一番考えたのは背景の色と線画の色です。線画の色は茶色でいこうと思ったのですが、描いていくうちに合わなくなっていろいろな色に変えてみた分、そこにちょっと時間を取られました。
最終的にこげ茶みたいな色合いで落ち着きましたけどね。
それから背景の色。これは最後まで悩んでました。真っ黒にしてしまうと、帽子や羽の色が黒いのでぼやけてしまうし、かといって明るい色にしてしまうと、絵全体の雰囲気には合わなくなってしまう。
濃い緑系をコントラスト的にして表現しようかとも思いましたけど、それもなんか違うってなって、バケツツールで色んな色をのせた結果、この色に落ち着きました。
夜は真っ暗ではなく、色んな明かりで変わってくる、といった意味で紺色系。月明かりをぼんやり出そうと思いましたけど、月は自力で光ってるわけではないので今回は見送り、月の色もわかりやすい黄色系で塗って、クレーター部分を落とした色で塗り分け。
最後に印象を付けるように影絵のコウモリを描いて完成です。
いつもよりもイメージを固めるのに時間がかかりましたけど、なんとかたどりつけました。