ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

画集を買ってみるのはありだと思います。

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中古ショップに行くと昔発売されていたのに自分が知らなくて、発見するっていうことがありますよね。

中古ショップで購入したもの

私は結構画集のコーナーにいたりするんですが、結構気になるものってありますよね。

 

この間私が見つけたのは、矢沢あい先生の昔の画集「ご近所物語」の画集です。

「ご近所物語」イラスト集―Welcome to the Gokinjo wo (集英社ガールズコミックス)

 

「ご近所物語」イラスト集―Welcome to the Gokinjo wo (集英社ガールズコミックス)

「ご近所物語」イラスト集―Welcome to the Gokinjo wo (集英社ガールズコミックス)

 

 発売はは実に21年前!!!

 

当時何となくは見てましたけど、改めて画集とかを見てると、その絵の魅力が改めてわかります。色使いも素敵ですし、絵の個性が強いのもよくわかります。

 

画集の良さ

画集の良さは、その作家さんの色が前面に出ることです。色んな作家さんや絵師さんの作品をまとめた雑誌もそれはそれで色んなテイストのイラストを見ることができるので素敵ですが、作家さん単体のものはその人の色を前面に出すことができるのでそれはそれで魅力的です。

 

それに画集は、色んな絵の勉強にもなります。それが、描きたいようなものではなかったとしても、その作品が好きな事には変わりがないので、まず飽きることはありません。

 

それに、絵を眺めるっていう行為は実は少し高度で、マンガは画面が移り変わるので新鮮さがあって、読み続けられますけど、一枚の絵を見続けるって結構体力を使ったります。

 

それができない人の方が多いですよね。

 

でも、それができるってことは、その作者さんの、その絵が好きだからこそです。

画面の中の空間を見る

画集を見るときに、画面の中の空間を意識してみていると色んなことに気が付いたりします。昔の画家さんの絵だとオリジナルはかなり古くなってしまっているので、修復をしたりしてる物もあると思いますけど、そのまま残っているのって当時の技法が見てとれたりします。

 

今絵を描くのに行っている技法は昔、それをいち早く取り入れてやっていた画家さんがいて、それが広まったからこそ受け継がれていったものです。

 

そういう苦労の跡が絵に見えてくると、その絵に対しての見方も変わってきますし、良さも出てきます。

 

味が出るってことですね。物との出会い、絵との出会い、作品との出会い、今のネット社会、情報社会だからあまりオリジナルでゼロから知るって人はそこまで多くないと思います。

 

でも、他の人がその作品を知っていて、その知っている人にとってはその作品は100だとしたら、それを初めて知った人はまだ0なんです。

 

古びてしまっていたとしてもその人にとっては新鮮なものなので、それが今の時代の0から物を知るっていうことなんじゃないかと思います。

 

私はそんな作品との出会いを大事にしたいし、絵を描くとき、何らかのインスピレーションの一つになるかもしれないので、どんどん探します。

 

みなさんも気になったら探してみてはどうでしょうか?