今回は歌が上手くなるための情報の2回目です。
前回の記事はこちらを読んでみて下さい。
- アーティストの歌い方から自分の歌い方があう人を見つける
- GLAYのTERUさんの歌い方
- Hydeさんの歌い方
- ミックスボイスの習得に関して
- ハミングの練習から
- 高音はのどで出さない
- ヨガでも使う腹式呼吸
- 自己流の歌い方を見つける
アーティストの歌い方から自分の歌い方があう人を見つける
歌い方がわからない為に声をコントロールできない人がいるのかもしれないと思うので、いくつか歌い方の例を出していこうと思います。
前回の記事で「歌は高音と低音の間で歌う」と書きましたが、歌っている声としゃべっている声が違うのはここが一つの違いになります。
GLAYのTERUさんの歌い方
高音と低音の微妙なラインで歌う人の中でも私がパッと思いついたのはTERUさんです。
TERUさんはほとんどの高音を地声で歌いきってしまいます。TERUさんが裏声を使うのはあまり聴かない人も多いんじゃないでしょうか。もちろん裏声も使って歌うこともあります。
普段あまり地声では歌わないようなラインも地声で出しているので、TERUさんの歌い方は地声を上手く使いながら歌うことができるヴォーカリストだと思います。
裏声が出ない、裏声になると弱々しくなってしまって声がかすれてしまうなどで悩んでいる方は、TERUさんのような歌い方をすると良いと思います。
TERUさんの歌い方はミックスボイスやフォールオフを使った歌い方です。高音を出すときに辛そうに出しているように見えますが、語尾を終わらせるときに息を抜くように終わらせることで力を抜いています。
力を入れたままで終わらせるとどうしてものどに負担がかかってしまうのであえて抜くことでのどにかかる負担を減らす歌い方なのです。
Hydeさんの歌い方
次に注目するのはL'Arc〜en〜CielのHydeさんの歌い方です。
Hydeさんの歌い方はTERUさんとは全く違った歌い方で、裏声を上手に使った高音域のキレイな歌い方をされますね。
Hydeさんもミックスボイスを使った歌い方を多少しているように思います。ミックスボイスはのどに負担をかけない歌い方で、地声は息を多く使った歌い方をします。
ミックスボイスというのは、この記事の最初にも言った「高音と低音の中間みたいな声」の事です。混声とも言います。
Hydeさんは高音域の裏声と地の歌い方を上手に使って表現されています。その為、多少でもこの歌い方ができないと上手に歌うのは難しいといえます。
ミックスボイスの習得に関して
スピッツの草野マサムネさんなんかもミックスボイスを使いながら歌っていますが、これを習得するのは難しいです。
というのも、腹式呼吸をうまく使えないと難しいからです。前回の記事で自分が滑らかに出すことができなかった部分が多分このミックスボイスを使うのに必要な音だと思ってもそこまで問題ではありません。
なので、もし使うのが難しいと判断したら、出せる音で補ってあげましょう。Hydeさんの歌い方のように難しい部分は裏声で歌ってしまうのも一つの手だと思います。
ハミングの練習から
腹式呼吸をしながらまずは歌うのではなく、ハミングから始めましょう。
ハミングというのは口を閉じたまま声を出すことですね。ハミングをしながらそこで出た声をそのまま地声として出す感覚で声を出す練習をしましょう。
ただし、のどに力を入れてはいけません。あくまでものどはリラックスした状態です。
高音はのどで出さない
高音を出すとき、のどを思いっきりしめて出してしまう人がいると思いますけど、これでは逆に高音がでません。
のどは緩めてハミングを意識しながら出すことで高音は出すことができるようになるのです。そのためにはおへそあたりに手を置いて、置かれてる箇所に息が入って、力が加わっているようなイメージで声を支えてあげるとこでぶれない声で高音を安定させることができるようになります。
ヨガでも使う腹式呼吸
腹式呼吸は寝そべった状態で息を吸ったり吐いたりしている時に使っているのがそもそも腹式呼吸です。
それをただ、起きている時にすればいいのです。息が入る時、意識してお腹をバルーンのように膨らませておへそあたりに息が溜まっていくようなイメージを持って下さい。
そして、吐くときは入ってきた息をただ、ゆっくり吐くだけです。無理に吐き出したりしないでください。
吸うのに5秒程度、吐くのには15秒から20秒くらいをかけてゆっくりと吐きましょう。
最初は苦しいかもしれません。ただ、これをマスターすることで息を上手に使うことができるので、歌う時の負荷がかなり減ります。
自己流の歌い方を見つける
自分の歌い方がわからないっていう人もたくさんいると思います。
そんな方には、自分が出る音域にあった曲から練習することをお勧めします。
好きな曲を歌うのはもちろん楽しいのですが、自分の声に合わないっていうこともあります。なので、まずは自分の声が出る曲を一曲見つけ、その曲が難なく歌えるようになるくらいまで歌いこんでみてください。
声は、出さないでいるとどんどん出なくなってしまいます。しかし、出る音域の曲を歌い続ければ喉はどんどん広がっていくので出せるようになっていきます。
なので、まずは一曲を歌いこんでみてください。