構図が浮かばないこと、ありますよね。私も結構あります。
ファンタジー等の作品を描かれる方は特にそうかもしれないですね。
そんな時、私は結構身の回りにあるものを題材にしています。
実はなんでも題材になる
ソーシャルゲームのキャラクターも、テレビゲームのキャラクターも全く何もない状態から生まれてはいますが、色んなものを題材を元にできているところがあります。
例えば、あるソシャゲのライブペインティングでデザイナーさんと発注者さんの話があって、そこでは、家にあるフェンスの端っこのディテールを見た時にアイデアがひらめいたっていう話をされていました。
一見何も関係がないようなものでも、実は何かに活かせるっていう事は多いんですね。
私が題材に迷ったら
私が題材に迷った時は、身の回りのものやその時の感情を絵にしていることがあります。
沈んだ気持ちの時にハッピーな絵を描くのは辛いです。なので、気持ちは私の題材ですかね。
家にいると、テレビがあり、タンスがあり、ごみ箱があり、机がありますよね。それらは私にとっては良い題材になります。
私が描くのは日常の一コマだったりすることが多いので、そういう意味では題材には困らないのかもしれないですけど、たまには違うものが描きたくなることもあります。
そういう時が一番題材が思いつかないんですよね。
違う物が描きたくなったら
そもそもあまり自分に向いていないものは描こうとしても描けるようになるまでに結構な練習が必要になります。
それでも描きたい場合はどんどん関連作品を観てインプットしていってください。
ただ、アニメばかりを観ていてもインプットは限界があります。インプットは関連作品からしかできないと思っている人もいるかもしれないですけど、それこそ極端な話、目の前にある缶コーヒーからインスピレーションを受けても良いわけですよね。
日常生活が単調だからといってインプットすることがないってことはありません。
むしろ普段生活していると見落としてしまうようなものこそ改めて見ると何かがひらめくこともあるので、視野を広げることが一番です。
たまにはスマホを見ずに景色を見ると良いですよ。
家のデザインとか、看板の文字のデザイン、雲の形から何かしらのイメージが沸くこともあるでしょう。
連想ゲームのように目で見たものから思いつくものを頭に挙げていっても良いと思います。
そういった別段珍しくもないものからアイデアは降ってくるものです。
これがあったらいいのに、を形にしてみる
絵に限らず、普段生活をしていて不便に感じる事もあると思います。
例えば、カードゲーマーさんはスリーブを当たり前に使いますけど、スリーブ専門ショップってないですよね。
カード専門ショップの横にちょこっと陳列されているだけだと思います。
プレイスペースがあって、スリーブだけが各種揃っているお店とかってあると便利だと思いませんか?(カードゲーマーだからこそ思ったことですが)
後は、耳かきはあるのに鼻掃除用の用品ってないなって思ったり、何かしたいのにこれがあると便利なのにっていうものを自分なりに形にしてみると良いでしょう。
それが思わぬヒット商品になったりもします。
一般の主婦の方があると便利なものを作ったらそれがヒットしたっていう話は少なからず聞いたことがあると思います。
そういったものはどんどんメモしていって、できることで形にしてみるとアイデアは生まれやすくなります。
データは後で価値がつく
メモしたときはなんでもないようなアイデアも、時間が経つとそれに価値が付いたりします。
値段的な事ではなく、「活かせる」という意味でです。
貯めたアイデアをデータとして蓄積させておいて時間が経ったときに改めて見てみるとそこに新たなイメージが沸いて来たります。
自分の昔貯めておいたものが自分の価値として返ってくるのです。
その為、どんな些細な事でもメモをしておくと良いでしょう。
読書はインプットに最適
私は読書をすることは良いインプットになると思います。
それは、知識を入れる為ではなく、読んでいる時に色んな事を考えるからです。
例えば、描かれている事を情景で頭に思い浮かべるとか、文字を見ているので文字から受けるイメージとか、そういったものを考えていませんか?
私は結構知識ではなく、本に書かれている事から受けるインスピレーションでアイデアが沸くことがあります。
頭で何かを考えながら読むことで作品とは関係ないのに違ったイメージが浮かぶので、そういったやり方でイメージを膨らませるのはありだと思います。