今日は新作投稿をせずにきらら展に足を運んできました。
まんがタイムきららが今年で15周年であるということで開催された展示会だったんですが、きららに連載をしている作家さんたちの描き下ろし絵画とが展示されていたり、物販コーナーなんかがあり、ファンなら行って損はないイベントになっています。
※2019年2月現在こちらのイベントは終了してしまっています。
写真撮影NGでした
多少は写真を撮影してレビューをしたいと思ったんですが、館内は写真撮影がNGみたいで、写真を撮影しようものならつまみ出されてしまうような感じだったので、文章で失礼します。
その代りチケットはもらってきたので上げておきました。
実は行ったらすぐに見られるのかと思ってたんですけど、整理券を配られて待っててねって言われてしまいました。
その待ち時間、なんと100分!!
人気度が伺えますね(笑)
ちなみに場所はアーク千代田という場所です。
全く知らなかったんですけど、もともと中学校だったみたいで、中身は中学感がありありとしていました。
入ってすぐの広いスペースは多分もともと職員室だったんだと思います。
屋上がいわゆる校庭って感じですね。
東京の学校に行ったことがないので知らなかったんですけど、東京は屋上に網が張られてて、その敷地内が校庭になっているみたいです。
会場内のこと
会場内は今まで発行されてきたまんがタイムきららの雑誌が壁一面に飾られていました。表紙しか見ることはできませんでしたけど、見てて思ったのは、「目の描き方で時代がわかれる」って事ですね。
キャラクターは目が命って言われるくらい目は印象を変えてしまうパーツですけど、昔の絵は目が縦に長く、若干四角い感じに描かれているものが多かったんですけど、今は丸く、多少大きさは控えめに描かれることが多いですよね。
キャラデザは少しずつ進化をしながら時代に順応してきたということですね。どちらが好きかで自分の描くイラストの参考にすることもできるかもしれないと思いました。
そこを抜けると80点以上の描きおろしイラストの下に描きおろしのマンガが飾られていて、好きなように鑑賞できるようになっていました。
絵を描く人の見方なのかもしれない私のイラストの鑑賞方法
見に来ている方は多少遠目から鑑賞するだけの人がほとんどでしたけど、私だけはイラストを全体見てから細かく「線の描き方」とかを見ていました。
線は一本引くだけで個性が見えてきて、全然違います。
絵は突き詰めていけば線一本から始まり、それが全てだと私は思っています。
つまり、線の描き方で作家さんの個性が見えてくるんです。
慎重に、キレイに線を引く方なのか、ダイナミックで多少よれてもそれを絵の個性に変えながら描かれる人なのか、作家さんによって全然違います。
自分の線が描けるようになることが絵描きとしての最初の満足する部分なのかもしれないですね。
そんなことを思いながらイラストにできるだけ近づいて線を眺めていると、それだけでも楽しくてずっと見てられますね。
刺激をもらえる
絵画展っていう言い方をするとフェルメールとかピカソみたいな昔の天才の絵の展示会に行くようなイメージがありますけど、こういったマンガの作家さんの作品の展示に行くことも立派に絵画展に行くって言っても良いでしょう。
こういった展示会に行くことでいい刺激をもらうことができます。
描き方を頭で想像しながら、そして手法を見ながら見ていると、こうやって描くとこういう感じに表現することができるんだなぁって感心することばかりです。
言い方をちょっと悪く言えば「パクる」といいますけど、よく言えば「盗んで自分の作品に活かす」とも言えます。
これがとても大事で、どう描かれているのかを考えながら見ることで自分ならどう表現するのかを自然と頭に思い描けるようになります。
そうすると、これまた自然に吸収して、知らないうちにアウトプットすることができるようになります。
線の描き方を真似てみよう
作家さんの線の描き方を真似るのは上達の近道です。
細い線で繊細に描くのか、大胆に太く引いてダイナミックに見せたいのか、その辺を考えながら線を引いてみるとわかってくることも、自分の好みも見えてきます。
塗り方を研究しよう
私はデジタルでできるだけアナログっぽい塗り方を研究しています。
その方が自分のイメージするイラストに近づける気がしているのです。
もちろん、デジタルのツルッとした絵も好きです。ただ、自分がそれを描いても他にたくさん上手い方はいます。
なら、そこで勝負しても意味がないと思ったんです。自分が目指す絵はもっと暖かいものだと思ったので、あえてデジタルでアナログな描き方の絵に力を入れています。
作家さんの塗り方を研究して自分の塗り方に落とし込むのも塗りの上達には良いと考えます。
もしくは、完全に自己流で見つけてしまっても良いですけどね。
私は自己流で見つけてしまったタイプです。
まとめ
結果的には言ってよかったなって思います。
わかる作品は多くなかったし、読んだことがない作品もたくさんありましたけど、それでも絵を見ているのはとても楽しかったです。
また、自分の作品の参考になる部分や、これくらい甘さがあっても絵として完成させることができるんだなっていういい意味で妥協できるポイントも見つけることができたので、良いインプットになりました。
何かしらの作品が好きっていう人なら言っても良いと思います。