絵の上達に一番良いとされているのは、デッサンをすることだと言われています。
しかし、ただデッサンをすれば良いというわけではありません。できるだけ自分があまり知らないようなものや風景を描き続けることです。
隙間時間でも描くことを定着させる
絵は、毎日描く必要はないですが、描く習慣はつける事が大事です。
ピアノは毎日触れないとどんどんできなくなっていくと言われますが、あれも習慣をつけることで体に馴染ませることが大事だと思っています。
絵も同じです。
できるだけ隙間時間でも良いので描くことで体に習慣として身に着けてしまうのです。そうすると、どんどん描くのが楽しくなっていき、描きたくなってきます。
しかし、よく見ていたり知っている風景を描いたのではあまり意味がないのです。新鮮さや好奇心、想像力などを鍛える意味でもできるだけ知らない風景や普段は見ないものを描くのが良いのです。
本人は気が付かなくても描くことで自然に身に着くこと
本人はただ教わった通りに描き続けるだけです。
キレイに描かないとという意識はあまりなくても、ただ見たものを見たまま描くだけです。
それをただ期限を決めた描くだけで知らない間にできていることがあるのです。
知らない間にできていること
知らない間にできている事、意識しなくてもやろうとしている事とは、陰影をつけるようになることです。
そして、デッサンらしい描き方を自然と身に着けるようになります。そうなると劇的に絵は上手くなっていきます。続ければどんどんうまく描けるようになるでしょう。
何故意識しなくてもできるようになるのか
意識せず、ただ言われたように描いているだけでどうして上手くなるのかというと、表現しようとする考えが不思議と生まれているからです。
続ける事で不思議と表現しようとすると自分で描き方を自然に考えるようになり、それを素直に絵に落とし込めるようになる頭が働くからです。
下手な人の特徴
絵が下手だと思っている人の特徴は見たものを見たまま描けていないからです。
目から入った情報をそのまま描けば描けるはずなのですが、下手だと思ってしまっている人は、見たものをなぜか無意識にフィルターをかけてしまい、頭で変換してしまっているからです。
そして、物体のいい所を見てしまっているからです。
絵が上手い人は物体の悪いところを見ています。非対称ではない部分を見つけるのが上手かったり、欠けている何かを見つけるのが上手いのです。
芸人さんに絵が上手い人が多いのは悪い部分を見つけるのがとても上手いからです。
物体はキレイな線でできているわけではありません。どこかしらが盛り上がっていたり、欠けていたりするのです。
下手だと思ってる人の多くは木を直線で描いてしまっています。しかし、上手く描く人は木のごつごつした部分などの奥を見る癖がついているのです。
これを身に着けることで絵は劇的に上手くなっていくのです。