平成仮面ライダーシリーズ6作目にあたる「仮面ライダー響鬼」。
2005年~2006年まで放送がされていて、全48話です。
モチーフとなっているのは「鬼」で、「和」のテイストを前面に出した平成ライダーの中でも異色の作品として知られています。
主演されたのは細川茂樹さん。当時33歳で主役ライダーの中では最年長になります。
そんな仮面ライダー響鬼ですが、私が平成仮面ライダーの中で一番好きな作品です。
そんな仮面ライダー響鬼のBlu-ray1巻が発売されたので、レビューしていこうと思います。
仮面ライダー響鬼の基本情報
まずは仮面ライダー響鬼の基本情報から紹介します。
仮面ライダー響鬼は2005年1月30日から2006年1月22日まで放送され、全48話あります。
全身画像はこんな感じです。
モチーフは先ほど書いたように「鬼」です。
スーツ全体にはマジョーラカラーと言われる、色の見え方が変化する特殊なものを使用しています。
響鬼さんの場合は、青系の色から紫系の色へと変色するカラーリングになっています。そして、胸元には「たすき」をイメージした装飾が施され、ベルト周辺は「ふんどし」のようになっています。
ベルトのバックル部分には和太鼓をモチーフにしたものがあり、画面右にはディスクアニマルと言われる円盤から動物の姿へと変形するアイテムを装備しています。
画面左には変身するときに使用する変身音叉音角があります。
鍛えることで鬼の姿へ変身する能力を手に入れる設定である為、ほとんどが筋肉の造形になっています。
複眼がない
響鬼は「音撃という音」を使って戦う為、視覚に頼らないように複眼の造形などをなくしたマスク造形になっています。その為、能面みたいにまっ平な造形なんです。
そして、マスクの赤い模様は歌舞伎のメイクをモチーフとしています。
しかし、これをかっこいいと捉えるかどうはか人それぞれですけど、中には怖いと捉える人もいたようです。その為、中間パワーアップ形態である「響鬼紅」ではマスク造形とわかるように、いわゆる戦隊マスクのような目元の黒いバイザー的な部分と口元のマスクをしたような形にデザインがされたそうです。
手に持っているのは太鼓を叩く時に使うバチをモチーフとした音撃棒です。これはベルト背面に、収納するホルダーがついていて、普段はそこに装着しています。
画像に使用したのはこちらの商品です。
仮面ライダー響鬼Blu-ray1巻紹介
さて、そんな仮面ライダー響鬼のBlu-ray1巻ですが、早速レビューをしていこうと思います。
まず、表面はこんな感じになっています。
届いた状態で撮影をしていますが、これは早期購入特典の全巻収納ボックスのジャケットになります。
たくさんの魔化魍(まかもう)が映っています。
裏には仮面ライダー威吹鬼、仮面ライダー轟鬼、仮面ライダー斬鬼が映っています(ちなみにとどろきやざんきなどは一発変換できるようになっていました)。
こちらはケース本体のジャケットです。
ジャケット左に響鬼が大きく写っていて、その右には仮面ライダー威吹鬼が映っています。
裏面には変身前のヒビキさんや猛士の方たちが映っていますね。
内容物
中にはディスクが3枚入っていて、プラスでブックレットも入っています。
ブックレットの表紙には響鬼が全面に映っていて、音撃棒を構えています。
裏面には阿吽の形をした鬼石が映っていて、本編オープニング前に映る映像を切り取ったような形になっています。
ブックレットの内容
ブックレットには、基本的な情報はもちろん、各話で出てくる魔化魍の情報まで収録されていました。
ちょっとした紹介本みたいな状態です。
収録されている話数は?
収録されている話数は一之巻「響く鬼」~十四之巻「喰らう童子」までが収録されています。
一般的には1ボックスに収録される話数は12話程度だと思います(ディスク3枚計算)。
しかし、14話分収録されているのはなぜなのかを考えてみたら、響鬼は29話までと30話以降でテイストが変わってしまっているので、2ボックス目に29話分までを収録するためにこうしたんじゃないかなと思います(笑)
ディスク1には細川茂樹さんの撮りおろしインタビュー収録!
今回のBlu-ray1巻の目玉は、なんと言っても細川茂樹さんの撮りおろしインタビューが収録されている事だと思います。
色んな事があり、テレビに出る機会が減ってしまっている細川さんですが、当時を振り返って色々語ってくれています。
その中には騒動にもなったテイストの変更やプロデューサー交代劇の事なんかも語ってくれています。
また、ディスク2、3には今までDVDに収録されていた特典がそのまま収録されているのでDVD版を持っていない人でも以前の特典を観ることができるのでそれも嬉しい人はいるのではないでしょうか?
響鬼ならではセリフ
響鬼は今まで平成仮面ライダーの主人公とは年齢も違い、大人の男性です。
その為、今までの経験がある分、言葉にもそれなりに重みがあります。
しかし、それは上からものをいう言い方ではなく、問いかけるような、優しく背中を押してくれるような感じです。
その為、今観ても考えさせられることが多く、古さを全く感じさせません。当時の響鬼と同じくらいの年齢になっても、くじけそうになったり心が折れそうになった時、この作品を見返すと、そこには必ず答えに近づくヒントが隠されています。
肉体を鍛えるだけではなく「心を鍛える」という言葉の重みは、多分死ぬまでずっと続くことだと思います。
鍛える事をやめてしまったらそれは「透明になったと同じこと、無意味で存在がないと同じこと」だと細川さんも話しています。
響鬼は、人間が生きていくということ、勉強することの意味を見つける手掛かりになる作品だと思います。