以前、ちびキャラの髪の毛の描き方の比較的簡単な方法を紹介しました。
この記事では、ちびキャラの髪の毛を「つむじ」を意識て描きましょうって書きました。
もちろん、この方法で描けるようになればそれを続けていけばOKですが、それでもイメージが沸かないとか、上手く髪の毛にならないって人もいるかもしれません。
なので、今回はちょっと考え方を変えた方法を紹介しますね。
身体の描き方はこちら
2体描きたいならこちらをどうぞ。
髪の毛を束として捉える
つむじを意識して描く描き方は、髪の毛を最終的に大きな束にして完成させますが、描いている段階では一本の線でしかありません。
なので、上手く調整しないと髪の毛っぽくならないのが弱点です。
なので、髪の毛を最初から束として捉えてしまえばわかりやすいかもしれないです。
例えば、ぱっつん前髪のロングヘアーの女の子を描くとします。
まず、描いた素体に合うように髪の毛を描いていくわけですが、各パーツをブロックとして捉えてみましょう。
こんな感じです。
大まかにわけて「前髪」「サイド」「後ろ髪」の3つにわけてみました。
この方法は、頭や腕などと同じように髪の毛もパーツとして、ブロックとして捉える方法です。
この方法ならつむじを決める必要もないですし、描きたい髪型を描く時に、図形として描いて、パズルのように組み合わせればいいので、捉えやすいかと思います。
実際にこのパーツを組み合わせてみるとこんな感じです。
パーツを組み合わせてから不要な部分を消し、後ろ髪は身体に隠れる部分も消しました。
ピンクの素体も、髪の毛で隠れる部分は消してみました。
どうでしょうか?髪の毛に見えますよね?
でもこれ、先ほどのパーツをただ、組み合わせて不要個所を消しただけです。
髪の毛を毛細かい毛束で捉えない
髪の毛を細かい毛束で捉えようとすると、頭身の高いあにめキャラクターにはマッチすると思いますが、ちびキャラの場合は合わなくなります。
ちびキャラは「デフォルメ」が基本なので、パーツは大まかにとらえるのが基本だと思っています。
その為、髪の毛もできるだけ大きなパーツとして捉えてしまえば、そこまで難しく考える必要はないのです。
この方法は、どんな髪型でも可能です。
例えば、ぱっつんではなく、前髪が尖ったキャラクターを描こうと思ったとします。
その時も、前髪をひし形の図形としていくつかのパーツに分けます。ぱっつんではない場合は、前髪を3つとか4つくらいの図形に分けて描くと良いでしょうね。
例えばこんな感じに、真ん中と両サイドで3つの図形を描いておきます。図形と言ってもキレイに描いても良いですし、画像のようにそれっぽく描いてもOKです。
これをただ組み合わせるとこんな感じになります。
どうでしょうか?
これだけでも前髪が出来上がります。あとは重なって見えない部分を消して、ちょっと調整してあげれば完成です。
まとめ
つむじを軸にして考える場合と、今回紹介したブロックとして考える方法が髪の毛を描く時にわかりやすい2パターンだと思います。
あとは、自分が描きたい髪の毛に合わせて調整してあげるだけで、キャラクターらしくなってきます。
是非応用して、自分の髪の毛の描き方に変換してみてくださいね。