家にある本を整理して、読まなくなったものは断捨離したんですが、その代わり仕事に役立つものを買おうと思って洋服素材集があったら買おうかなって思ってました。
女性誌とかでも全然良かったんですけど、ああいうのは素材集として使うには素材が足らないし(洋服の種類的なことではない)、モデルさんと合わせて洋服を掲載しているので、構造がわかりにくい洋服が多いんですよね。
なので、「こういう洋服もあるんだなぁ」って眺めるのには良いんですけど、絵には活かしづらい感じです。
で、Amazonで探したら気になるものがあったので早速買ってみようと思いました。
ただ、届くまでに時間がかかるかなって思って、近くの本屋さんに問い合わせたら在庫があったので、購入は本屋さんでしました(笑)
アニメキャラの服装素材集
アニメキャラっていうところがちょっと引っかかりましたけど、服装素材集ってなっている本が数少なかったので、買ってみることにしました(掲載数200枚とか書いてるしね)。
これは女性カジュアル編となっていて、私服系の洋服が掲載されています。
この他にも「男子カジュアル編」「男子制服」と「女子制服編」「民族衣装編」とかもあります。制服編系は店頭在庫がなく、男子編は今回は購入を見送りました。買ってみて良さそうだったら男子編も買おうかなって思います。
まずは、洋服のバリエーションが多い女子の洋服の方を買った方が、掲載方法とか説明の書き方とかがわかりやすいですしね。
男子はトップスにバリエーションがあるくらいで基本的には全部パンツスタイルなので、掲載自体が少ないと本誌の感じがわかりにくいです。
表紙の質感はザラザラしていて、手触りがすごく良いです。
裏面は、掲載されている洋服を着たキャラクターをちびキャラにした絵が並んでいます。
実は、こういうのは私の中では結構大事なポイントで、これがあるとないとでは結構変わります。
アニメキャラを描くならこういうのは別に「ふーん、かわいいじゃん」くらいで終わると思うんですけど、ちびキャラを描く絵師ならこれも素材として活用できます。
ちょっと拡大たものがこちらです。
可愛くデフォルメされていますね。
このちびキャラ達は本誌の中に出てくるキャラクター達です。
たとえば、こういうちびキャラが本の中に掲載されているんですが、これをアニメキャラにしたものがこちらです。
これは結構忠実にデフォルメにしている感じですけど、「本に掲載されているキャラをちびキャラにするならこんな感じ」っていうもののイメージとしても使えます。
また、ポーズ素材としても使えたりもするので、こういうちょっとしたものもしっかりと参考にしていくと良いでしょうね。
本自体は小さめで厚みもないので持ち運びにも便利です。
一般的な単行本と比べると多少大きめですけど、でもこれくらいのサイズ感ならバッグに入れてもかさばりませんし、邪魔になることもないでしょう。
本の内容
本の最初には掲載されている洋服を着たイラストが載っています。
参考程度というか、ちょっとしたイラスト集的な感じもありますね。
この辺はあまり気にしなくても良いですし、洋服の色に迷った時に参考にしても良いかもしれません。
あとは、ポーズの素材として使っても良いかもしれないですね。使い方は人ぞれぞれです。
最初に洋服の説明や細かいパーツのちょっとした説明が書かれていて、次のページには服のバリエーションが簡単ですが載っています。
次のページには性格別の着こなしとして4パターン掲載されています。この辺もどんなキャラクターを描くかによって参考にしてもいいかもしれないですね。
洋服だけじゃない
洋服だけじゃなく、髪の毛の描き方や細かい小物の描き方まで載っていますので、一通りはこの本だけでも描けそうです。
髪の毛の描き方は以前記事で書いたのでこれも参考にしてもらえればいいかなと思います。
ただ、掲載されているバリエーションは少なめではあるので、どんな服を着せたいかに迷った時、まずはパラパラとめくってみて、ピンときたものを使っても良いですし、洋服の名前を知って、ネットでバリエーションを調べる等の使い方で良いかなと思います。
洋服自体のバリエーションは少ないですけど、洋服の名前や形の描き方なんかがそもそもわからないっていう人なら参考になると思います。
ただ、構造がどうなっているのかとかを求めるならこの本はその辺がちょっと弱いので、お勧めできません。
形を使ってアレンジをするとか、そもそもどういう服を着せたいかわからないっていう場合には、使えるかなと思います。
本はなんでも使いようだと思うので、活かせるか活かせないかは自分の使い方次第かなと思いますよ。