ちびキャラに限らず、絵を描くのに線画は大事な工程です。
線画がきれいに描けているかどうかが絵の完成度を左右すると言っても良いのかもしれません。
ただ、線画が独特だとそれはそれで味があって良いですよね。
そんな線画ですが、苦手としている人が多いのも事実です。
そこで過去に「線画が苦手ならラフを線画にしてしまえばいい」という記事を書きました。
この方法ももちろんいいのですが、「そうじゃないんだよ」って思う人も多いでしょうね。
私もデジタルに移行したタイミングで線画が苦手になったのを覚えています。
紙に描くのと画面上に描くのは、やはりちょっと感覚が違うんですよね。
紙だとキレイに線が引けるけど、画面に描いたらツルツルしすぎて思ったように引けなかったり、感度が良すぎてちょっとよれただけでぐにゃぐにゃな線になってしまったりしますよね。
なので、今回は私が解決させた方法を一つだけ紹介します。
線画が苦手なら描きやすいブラシを探す
私がデジタルでそれなりに描けるようになったのは、線画をどうしたらそれなりにキレイに描くことができるかを試行錯誤したからです。
技術的に線画をキレイに描くことがどうしても慣れなかったので、自分が紙に描いている感覚と同じように描くにはどうしたらいいのかをひたすら実験しました。
デジタルで絵を描く際に一番研究した部分かもしれません。
その方法はたった一つです。
使いやすいペンブラシを見つける事です!!
私自身も線画に悩んで使いやすいブラシを探し始めた
私がデジタルでお絵描きを楽しめるようになったのは、自分の描きやすいブラシを探したからです。
必ずしもGペンで線画作業をしないといけないといったことはないので、自分の描きやすいものを見つけ、それを使って絵を描けば、デジタルでもアナログで描いていた時のようなクオリティの絵を描くことができるようになります。
最初はGペン使ってたけど合わなかった
私も最初はGペンで線画を描かないといけない、みたいな変な固定概念がありました。
なので、ひたすらにGペンを使っていたんですが、正直上手くなりませんでした。
そこで思ったのが「線画がGペンじゃなくてもいいんじゃないかな?」ってことでした。
まずはGペンを使うことを諦めて、別のペンブラシで線画を描き始めました。
鉛筆ブラシを試し始めた
最初に試したのが「鉛筆ブラシ」です。
鉛筆ブラシで描いていた絵はこの頃です。
これはペンブラシで描いています。
これはこれでそれなりに使いやすかったんですが、私の求めている物とはちょっと違うかなって感じました。
ぱっきりとしすぎてしまい、アニメっぽくなってしまうんですよね。
私が描きたかったのはアナログっぽい温かみのあるイラストです。
なので普通の鉛筆ブラシを使わなくなりました。
クレヨンブラシで描き始めた
YouTubeでイラストメイキングを観ていたとき、クレヨンで描いているイラストを観たんです。
それを観た時に「これかもしれない」って思ったんですよね。
そこで、メディバンペイントでもクレヨンブラシはあるので、それを使って描いてみました。
その頃の絵はこちらです。
絵的にはかなりアナログっぽくなりました。
ただ、上手く使いこなせてなかったからか、色を塗ると線画が浮いてしまうんですよね。
それでも線画をキレイに描く、という意味では非常に描きやすかったです。
でも使わなくなってしまいました。
エアブラシで線画描いたこともあった
試行錯誤の段階でエアブラシを使って線画を描いていたこともありました。
この絵がまさにエアブラシで線画を描いたイラストですね。
これはこれで面白かったんですけど、思ったほど線画がぼかしたような感じにならなかったので、この方法も私には合いませんでした。
それに長い線を描く時にデッサンのように迷い線を描く感じに描いてしまって余計にキレイにならなかったんですよね・・・。
最終的に行きついたのは「鉛筆ブラシ(ざらざら)」だった
SAIとかだとクレヨンブラシが近いんですかね、質感がザラザラしている鉛筆ブラシがメディバンにはあるので、それを使ってみました。
そしたら、思った以上に描きやすかったんです。
鉛筆のざらざらしたブラシで描いたのがこれ。
それに水彩ブラシやもこもこ水彩ブラシなんかを使っても線画が浮くことがなかったので、キレイに仕上げることができるんです。
私が今まで試したブラシの中では一番使いやすく、自分の求めるイラストの塗り方にもマッチしたんですよね。
なので、私は今このブラシでしか線画を描いていません。
誰かの常識はあなたの常識ではないかもしれない
私にとっては「線画をGペンで描く」のは常識ではありませんでした。
なので、まずブラシを変えて描いてみるのを試してみてください。
もしかしたらあなたに一番合うブラシが見つかるかもしれません。
合うブラシを使えば思ったよりも簡単に「線画が苦手」を克服することができるようになるかもしれません。
私がこの方法で解決することができたので、試してみることをおすすめします。
ではでは。