頭身の高いキャラクターは、バランスをとるのが難しい分、感覚をつかんでしまうとスラスラ描けるようになります。
しかし、2頭身などのちびキャラは頭が大きい分バランスをとるのが難しかったりします。
そんな時、一番良く描けた頭の大きさの絵をそのまま素材にしてキャラクターを完成させると非常に楽ですし、自然とバランスをとりやすくなりますよ!
頭のイラストはトレースでもOK
「トレースをするのは悪」って思っている人はいるかもしれませんが、それは間違いです。
トレースをすることで身体に感覚を覚えさせることができるので、むしろトレースはやった方がいいと思います。
絵は最終的には感覚の問題だと思っているので、「こう描くと上手くいきますよ!」っていう説明をされるよりもまずは手に馴染ませてしまいましょう!
学校で美術の授業を受けている時、「最初から何も真似せずにオリジナルのものを描こう!」って教える先生はいません。
透かしを使って絵をトレースすることで感覚をつかんでから模写をひたすらして、身体に描く感覚が身についたら初めてオリジナルの絵を描き始めますよね。
それと同じで、最初はトレースであっても、それを積み重ねれば確実に上手くなります。
よく描けた頭のイラストは保存しておく
自分の中で一番よく描けたなって思った頭のイラストは、そのまま保存しておくようにしましょう。
それが目安になりますし、最悪そのイラストから全身を描いても良いでしょうね。
ちなみに私が一番良く描けたなって思った頭のラフはこんな感じです。
目のあたりをとった位置はその時々で変えてますけど、これが一番良く描けたかなって思います。
なので、この大きさを意識して頭を描くようにして、そこから身体を描くようにしています。
たまにこの頭の大きさを拡大縮小等で動かして、描きたいイラストの大きさにしたらこれを素材にして描いたりとかもします。
一番よく描けたものはそれ自体が次に描く時の素材になるので、描いたものは捨てないようにすることが大事です。
よく描けたポーズも素材になる
今まで描いたイラストで、よく描けたなって思うポーズってあるじゃないですか?
それって、捨てちゃいますか?
私はそれ自体も素材として使えるので、残します。
昔描いたイラストのポーズから新しいイメージが浮かんでくることもあるので、私の中では結構大事なんです。
同じポーズで絵を描いたことはないですが、ポーズをちょっと頭の中で動かして微妙に変えてから描くことはあります。
ちょっとしたポーズの違いで全く別のイラストになることもあるので、どんなに失敗したと思ったイラストでも、残しておくことで肥やしになるので、できるだけ捨てずに外付けHDDなどに移動して保存しておくようにしましょう!
もし後から見返して「この絵はここが失敗してるなぁ」って思えるようなら、あなたは確実にそのイラストを描いた当時よりも成長しているので、自信にしてくださいね!
ポーズ素材のトレースから一枚の絵を仕上げるのだって立派なオリジナル
トレースの話で一つだけ私が思うのは、ポーズ素材から一枚の絵に仕上げるのは、それはそれでオリジナル作品を描いたことと同じなので、「トレースからしか描けないなぁ」って思わなくてOKということです。
ポーズはトレースしたとしても、それ以外のほぼすべてのパーツは自分で描いたのですから、すごいことだと思います。
自分に対するハードルは下げた方が、ちょっとしたことが嬉しく感じられるようになるので幸せになれます。
むしろ目標が高いと達成感を得るまでに時間がかかるので、挫折のもとです。
気軽に絵を描くために、どんどんハードルは下げていきましょう!
その他のイラストの描き方記事
頭が描けると自然と描けるようになっていきますが、そうなると「あれはどう描くの?」とか「この時はどうすればいいの?」っていう疑問が出てくると思います。
なので、いくつか記事を載せておきます。
これらも参考にしてみてくださいね。
ではでは。