お絵描きをする上で、必要なものってなんだと思いますか?
タブレット、制作ソフト、PC。。
それらももちろん大事です。
それから、デッサン人形。これも大事なアイテムの一つですよね。
でも、もしかしたらもっと大事なものかもしれないものがあります。
意外とこれは持っておくと良いっていう話をしている方って少ないかもしれないですし、中にはネットで調べられるから必要ないって人もいるかもしれません。
それでも持っておくことで、お絵描きはどんどん捗りますし、アイデアをプレゼントしてくれることもあります。
もし気に入ったものがあったら、是非買ってみてください。
お絵描きに必要な「これ」とは?
お絵描きをする上で必要なもの、それは、
画集です!!
イラストレーターさんでも、画家さんでも、アニメーターさんでも、どの方のものでもいいので、画集を持っておくことをおすすめします。
画集は、絵描きにしてみたら音楽で言うアルバムです。
普段SNSに載せたり、額縁に入れて販売したりするのは音楽で言うところのシングルですね。
画集は、お絵描きをする上で、趣味であっても仕事であっても実は結構大事なアイテムです。
欲を言えば「異なる絵柄の好きな方の画集」を持つと良いでしょう。
一つは、好きなアニメの画集であったとしても、もう一つは全然テイストの違う好みの画集を持つ。
これだけでお絵かきの「アイデアが浮かばないから描けない、描きたいものがない」は解決したようなものです。
画集は、ただ見て楽しむのもありですが、それをアイデアの引っ掛かりにするのが良いです。
好きな方の画集であればずっと眺めることができますよね。でもボケっと眺めていても意味がないので、どういうものが好きなのかを探しながら見ていきましょう。
例えば、「この絵の洋服が好き」「この洋服のこのピンポイントのここが好き」「この髪型好き」「持っているアイテム可愛いなぁ」とか、こういう好きな部分をたくさん見つけながら見ていきましょう。
そして、その好きなものはメモしたりしながら自分の「好きなものフォルダ」にどんどんためていきましょう。
テイストの違うものを用意する意味はあるの?
テイストの違うものを用意する意味は、一言でいえば「アイデアが偏らないようにするため」です。
同じテイストのものを見続けてしまうと、一つのアイデアで偏ってしまうので、新しいものが生まれません。
同じテイストというのは、作品が違えばいいのかというとそうではありません。
好きなアニメの画集でも作品が違うからテイストが違う、というのは意味がありません。
本当に真逆です。
可愛い女の子の萌えイラストの画集があるなら真逆の動物だけの画集を買うとか、小物だけが描かれている画集を買うとか、そういうレベルです。
真逆なものを持ちましょう。それくらい違いがないとアイデアは偏ってしまいます。
私はどういうものを持っているのか
ちなみに、私の持っている大好きな画集はこんな感じです。
それぞれ、私が好きなイラストレーター、画家、デザイナーの方たちの画集たちです。
どれもお気に入りなのでずっと手元に置いておきたくなりますし、定期的に見たくなります。
奈良美智
奈良美智さんは、日本人の画家さんの中でも大好きな人です。
代表的なのは目がつりあがっている少女の絵ですね。
私が持っているのは2冊同時に発売された「ペインティング」と「ドローイング」です。
日向坂46のソンナコトナイヨの歌詞にも使われている「切りすぎた前髪 奈良美智の絵だ」の方です。
ポップアートで、アート作品の中でも親しみやすい感じがあります。でもその中にも毒があったり感じ方によって見方が違ったりするのが面白いです。
caho
前にブログでも書いたcahoさんの作品集です。
絵画とかではなく、イラスト系なのでシンプルで親しみやすさがあります。
個人的にすごく参考にさせてもらいました。
小松美羽
小松美羽さんは、狛犬とかを題材にすることが多い、日本の画家さんです。
24時間テレビのチャリTシャツのデザインをしたことで一気にトレンドに上がりました。
過去にも美しすぎる銅版画家としてテレビに出ていましたね。
こういう絵も好きなので、よく見ています。
丸山浩
丸山浩さんはウルトラマンや怪獣などのデザインを多く手掛けているデザイナーの方です。
ウルトラマンは、そのデザインも完成されていますし、怪獣に関しては色んな要素を組み合わせて出来上がっているので、アイデアの落とし込み方の参考になります。
それに私自身がウルトラマン好きなので見ているだけでも楽しいです(笑)
テイストが好みのものを集めることに意味がある
「参考になるから」という理由で選んで買うと、結局はたいして使いませんし、本自体を開かなくなります。
でも自分が好きなテイストのものだけを集めるようにすれば、それだけで開こうという気持ちになりますし、アイデアを見つけ出そうという意欲もわきます。
それが大事なのです。
なので、むやみに集めず、好きなものだけを集めるようにしてください。それがアイデアのヒントに必ずなります。