ゆうりの日常

イラストレーターでありブロガーでもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

色塗りが苦手な絵師が多いのは、日本のサブカルが影響しているからなのか

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線画は、比較的練習で上達がわかりやすい工程ですよね。

 

大体のイメージを簡単に描いて、それを基により細かく描き起こしたラフを制作します。

 

そして、そのラフからさらに線画の制度を上げて下描きをし、どんどん線画をブラッシュアップしていきます。

 

最初から100%の線画を目指さずに、少しずつ100%に近づけていけばいいわけです。

 

なので、線画に関いてはキレイな線が描けないという悩みはもちつつも、克服もわりと早いですよね。

 

でも問題は着彩です。

 

着彩に関しては、多くの人が苦手とする部分ではないでしょうか。

 

どうすればより立体的に塗ることができるのか、どうやって色を決めればいいのか、どうすれば魅力的な着彩にすることができるのかなど、人によって色の悩みは多いです。

 

でもこれ、考えてみれば、日本人特有のものが原因かもしれないです。

 

じゃあそれは何なのかを分析してみましょう。

日本人は色に触れてこなかったから

海外では、カラーアニメ映画とかの制作がかなり前から導入されていました。

 

日本での最初のカラーのテレビアニメが放送されたのは、もぐらアバンチュールで、1958年放送開始でした。

 

アニメ映画で言うと、白蛇伝(はくじゃでん)というのが初めてのカラー作品でした。

 

が、海外はもっと前からカラー作品を制作していて、一番古いのがディズニー作品の白雪姫で1937年放映でした。

 

日本よりも20年以上も前からカラー作品を制作していたわけです。

 

エンタメというジャンルでのカラー作品の導入は日本は遅れていましたけど、現実世界には色が溢れていました。

 

では、なぜ色が苦手なのかですが、映像作品を観るという意味において色に触れる時間が海外に比べて遅かったのもあります。

 

ですが私は、日本のマンガが関係しているのではないかと思います。

海外はフルカラー、日本では今でもモノクロ

海外のマーベルシリーズやフランスのマンガであるバンドデシネなどの多くは、フルカラー作品になっています。

 

全ページ着彩されていて、濃淡や色の使い分けでキャラクターを魅力的に描いています。

 

海外は、自分の周りにある色だけでなく、エンタメにも早くから色に触れてきていて、その歴が長いので色に対して抵抗感がなかったのでしょう。

 

では日本ではどうでしょうか。

 

日本のマンガは、今現在もモノクロですよね。

 

それは作画コストや週刊で発売するときのもろもろかかってくるコストのことを考えたらしょうがない部分なんですが、未だに色に触れる機会を一つ減らしています。

 

マンガを見て育った場合、他のエンタメで色に触れていても、本の中のキャラクターの色を想像しながら読むってことをしないので、色には鈍感になっていきます。

 

それが現在でも続いているので、絵を描くときに「色を塗るのが苦手」ってなります。

 

たとえ表紙に色が使われていたとしても、本編はモノクロなので結果的に色を意識することがなくなってしまうわけですね。

 

色がなければ、キャラクターがどんな色で、肌に落ちる陰影がどういう色になるのかとかは理解ができません。

 

つまり、着彩に関して理解ができないわけですよね。

絵画の影響もあるのでは?

絵画の世界においても日本は色において少し遅れていた印象があります。

 

葛飾北斎の絵はカラーが使われていたりしてキレイですが、海外ではもっと古くから色を使って絵を描いていました。

 

古くは1400年代ごろにはすでに色を使った絵画作品があるので、葛飾北斎が活躍していた1800年代よりも400年も前になります。

 

それだけ日本では色を積極的に使っていなかったということなので、それが現代にも受け継がれてしまっているのではないかと思います。

陰影表現が苦手なのも色に触れてこなかったからかもしれない

モノクロのマンガの場合、影になる部分はトーンやベタで表現されます。

 

ですが、1影2影の概念は理解ができません。多少表現されていたとしても、意識して見ることがないので実際に自分で絵を描こうとしたときにはできないんです。

 

また、光が当たることで生まれる影だけでなく、もので遮断されることでできる影の色に関しても理解ができないですよね。

 

エンタメに触れることが一番の勉強のはずだし、それが本人にとって一番楽な方法なのに、それができないわけです。

 

学校の美術の時間に絵を描くことがあったとしても、細かい陰影表現や光が当たることで得られるハイライト等は教えてくれないので、学ぶことができないんですよね。

 

結局は自分で何とか理解していくか、美大とかに通いながら勉強するくらいしかないんです。

 

イラストレーターさんで美大出身とかではない人は、こういう部分は自分で理解しながら進めていくしかないと思うので、苦労しているのではないでしょうか。

 

私も正直かなり苦労しました。

私自身の色に関する経験

絵を描き始めた時は、保育園に入る前からだったと思います。もしかしたら保育園に入ったあたりからかもしれませんけど。

 

私の場合、色に関しては感覚でやっていたので、強く意識したことはありませんでした。

 

というのも、私は1歳2歳くらいの時にカラフルな戦隊ものを観ていましたし、音楽番組での華やかなライトを画面越しに観ていました。

 

なので、色に関してはわりと早い段階からたくさん触れていたんです。

 

今の私の絵のカラフルさは、多分小さい頃からカラフルなものに触れて養われたものだと思います。

 

逆にモノクロのマンガにはほとんど触れていませんでした。

 

マンガが読めない子供だったんです。

www.yurimani.xyz

観ていたのはアニメとか特撮作品ばかりでした。

 

モノクロの世界をほとんど知らなかったんです。多少は観てましたけど、周りの友達が毎週週刊誌を買ってくるのは理解ができなかったんですよね。。。

 

その代わりたくさんの絵本がありました。絵本は全ページフルカラーですし、カラフルです。

 

フルカラーの本に触れていたら、自然と色の感覚が養われるのもうなずけます。

 

そうやって、色にたくさん触れたからこそ、私は色に関しては抵抗感がないのかもしれませんね。

男性と女性とでは色の感覚が違う

男性と女性とでは、色に関する感覚が違います。

 

男性の目は、無彩色に対して反応するようにできているので、白や黒、グレーなどに興味や関心が行きます。無彩色をかっこいいと感じるんです。

 

対して女性は、赤やピンク、緑などのカラフルな有彩色に対して反応するように目ができています。

 

なのでおしゃれな色遣いをするのが得意なのは、女性なのです。

 

また、早い段階から女性はメイクを覚えていきますので、色に対して触れる機会も男性よりもありますよね。

 

ファッションの業界で女性が多く活躍しているのは、この「色の感覚」が男性よりもあるからでしょう。

 

女性の雑誌はかなり色が多くてカラフルなのに対して、男性の雑誌は全体的に黒メインになっているのもそれが理由です。

 

男性が色の感覚を掴もうと思ったら、女性よりも多く勉強しないといけないですね。

最後に

日本人の着彩が苦手な理由を分析してみました。

 

そうは言っても、着彩が上手い絵師さんはたくさんいますので、勉強すれば全然乗り越えることができます。

 

今はお金を払わなくても、有料級の情報をYouTubeとかで得ることができるので、便利な世の中ですよね。

 

お金を使わないと勉強したとしても右から左に抜けてしまうと言われたりしますけど、自由な時間に自分の知りたい情報にアクセスすることができるのはやっぱり嬉しいですよね。

 

どんどん勉強して、絵の上達に繋げましょう!

 

 

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