ブログの開設とほぼ同時期に絵描きを再開してから3年くらい。
自分の絵柄を模索しながらもなんとか描き続けてこれました。
色んなテイストの絵を試してみて、そのたびに[どこか違和感」を感じていました。
そこで出会ったのがメディバンペイントのざらざら鉛筆ブラシですね。
このブラシに出会ってから自分の絵柄が見えてきた気がして、すごくテンションが上がりました。そこから自分の絵の方向性に光が差してきた感じがして、一気に今の絵柄になっていきました。
ただ、やっぱりすごく不安もあります。
「この絵柄のままでいいのか」「もっとアニメ塗りにした方がうけるんじゃないかな」って。
で、こんなツイートをしたわけです。
最近、私の描く絵は誰かにちゃんと届いているのかって考える時がある。
— ゆうり@ブロガー兼イラストレーター (@yurimania0721) 2020年6月18日
答えは出ないんだけどね。
でも、私は信じてる。
絶対誰かには届いているって。
だから、私は描き続けられる。
そして、好きでいられる。
好きじゃなきゃ、悩んだ瞬間には筆を置いて描くのをやめてるはず。
答えができるわけじゃないのに、描きたくなるんですよね。
自分の中だけでとどめておくとどこかモヤモヤしてしまい、先に進めなくなってしまう感じします。
でも、こうしたブログやTwitterに書くことで、そのモヤモヤが少しでも晴れればいいかなと思っています。
答えは出ないけど、私は私の信じた今の絵柄をそのまま極めていきたいと思っています。
志村けんさんの教え
生前、志村けんさんがタカアンドトシの二人と飲みに行った時、「欧米か!の次を求めらる」という悩みを打ち明けたという話は少し有名ですよね。
その時の志村さんの言葉が「一つでもできたなら、それをずっと続けていけ」だったそうです。
志村さんはたくさんの持ちギャグやキャラクターを生み出してきていますが、それも誕生までには苦労をしてきています。
「たった一つでも、自分の持ちギャグができたんだから、それを大事にやっていくことが大事なんだ」というのはお笑い以外にも通用する言葉ですよね。
これをテレビでエピソードとして聞いた時、私も何かのつっかえが取れた感じがしました。
私が今描いてきている絵は、多分私にしか描けません。
2頭身のちびキャラを描く人はたくさんいると思いますが、私のような絵柄の絵師さんは多分そうはいないかもしれません。
でもそれができたということは、これが私の中の「たった一つできたもの」なんですよね。
「このできたものを大事に続けていけば、いつかは実る時がきっと来ると信じて疑わないようにしよう」と、今は思いながら絵描きを続けています。
真似ぶからオリジナルへ
学ぶは真似ぶということですが、そこからオリジナルにしていくのは、大変です。
これは絵描きだけでなく、なんにでも言えます。
事務だって、同じ作業をしていても、人それぞれに効率的な方法があります。でもそれは自分で経験して、学んでいき、基礎を知った上で自分の中に落とし込んだからこそできていることです。
私は独学ですが、色んな絵を見て、自分なりに描き方を研究しながらここまで来ました。
まだまだ全然成長段階ですし、もっと勉強は必要だと思います。
今の私の絵柄を作ったのは自分ですが、色んな絵師さんの影響を受けているのは変わりないので、自分の中に上手いこと落とし込めた結果です。
自分なりの勉強法を見つけて、勉強しているように見えない所で頑張っていけば、必ずオリジナルを作り出すことはできます。
出来上がった時、それをベースにどんどんと改良を加えてくことで、自分だけのたった一つのものができると思います。
私は志村さんのあの一言は、自分の胸の中に常に置いておきながらこれらも信じた絵を描き続けようと思います。
ではでは。