私が昔好きだった画材は色鉛筆でした。
色鉛筆を最初に持ったのは保育園に入る前だったと思います。外食の時に必ず自由帳と色鉛筆を持っていき、待っている間ずっと描いていたのを覚えています。
そこから私は色鉛筆画が好きになりました。
自分で好きな色を持って、好きなように塗っていく、たまに全く関係のない色を手に取って細々と塗っていくんです。
その感覚が好きで、そしてその塗り方が好きでした。
デジタルで絵を描くようになって、自分の中での感覚がちょっと変わってしまったので、長く色んな色を使って塗ったイラストを描いてきませんでした。
でも、最近水彩塗りをデジタルで挑戦するようになってから、昔の色を塗る感覚の楽しさを再確認しました。
水彩塗りの勉強
線香花火のイラストを描いたあたりから、水彩塗りが楽しくなりました。
この時はまだ初めてトライした時だったので、ちょっと失敗してしまった感がありましたけどね(笑)
少し研究してから再度トライして、あれから2枚くらい描きました。
1枚目はこれです。
ヴィネットイラストという、箱庭っぽく描くイラストがありますけど、それを試してみました。
水彩らしさを前面に出すために、色んな色を使って、それを焼きこみ設定にしたレイヤーに重ねて描いていきました。
髪の毛の感じとかは個人的には良くできた気がします。それにベースカラーに陰影とかを意識せずに色をのせていく作業はとても楽しかったです。
次に描いたのはこれです。
わりとベースカラーに対して少し濃い色を大胆にのせて、そこから色んな色を重ね塗りしていきました。
Twitterに投稿した時にも書いたんですけど、この絵は線画の段階でかなり悩んで、描いては直して描いては直してを繰り返していました。
線画を納得するまでにかかったのは実は3日。そして塗りながらも線画を修正していたので、最後まで悩み続けました。
そのおかげで結構納得いく仕上がりになったかなと思います。
完成までにかかったのは5日。資料とかを探しながら構想を練った期間も含めると一週間以上かもしれません。
複数の絵を同時作業として進めて、結果結構時間がかかったというのはありましたけど、これを描きはじめてからは、これしか描いていません。1枚に集中した感じですね。
昔の色塗りの楽しさを思い出す
色鉛筆で描いていた「塗りが楽しい」っていう感覚を思い出すチャレンジでした。
個人的には、細かく塗ろうと思うと「陰影がどうのこうの・・・」って言われてしまうので、それならいっそベースカラーだけの方が良いかなって思っていました。
でも、水彩画として陰影を気にせずに塗れるならその方が好きかもって思って試したら昔の感覚を思い出すきっかけになりました。
デジタルでのお絵描き、まだまだ楽しめそうです。
ではでは。