昔に比べて、イラストにデザイン性を持たせるようになってきています。
特に心境の変化があったわけじゃなく、キャラクター一つだけを描くのが寂しく感じるようになってきたからです。
それに、私の場合はシンプルなイラストなので、何かしら小物があったほうが、いわゆる「映える」イラストになるんじゃないかと思ったわけです。
昔からちょこちょことは小物と一緒に描いていましたけど、大部分はキャラクターだけが多かったので、方向転換した感じです。
小物と一緒に描くことでの可愛さ
昔の私は、「ブログで使うイラスト」というのが意識の中にありました。
ブログで使うならできるだけ使いやすい方がいいし、記事で書いていることが伝わりやすい方が良いと思って、あえてキャラクターだけを描くようにしていました。
でも、それでは成長はどこかで止まってしまいます。描くモチーフに限界が来ますし、そのうち描けなくなってきます。
小物やちょっとした背景を描くことで、同じポーズのキャラクターであっても他に描かれているものが違えば別のイラストとしてアップすることができます。
これなら、アイデア次第でいくらでも描くことができると思ったんですよね。
私はブログ以外での発表の場として、Twitterとpixivにも同時にアップしていました。小物を描くようにしたら目に止まりやすくなったとか、そういったことは特に感じませんでしたけど、「可愛い」と言ってもらえる機会は少しだけ増えたような気がします。
そういうのを見ていると、小物って大事なんだなって思いましたね。
cahoさんの画集から得たこと
9月入ってから、cahoさんの画集を買ったのをブログで書きました。
女性を中心にバズっているイラストレーターさんで、線の少ないシンプルイラストが持ち味だと思います。
画集を一通り読んで私が感じたことをまとめてみたら、イラストに線は少ないのに見えてくる情報量は多い、っていうのがわかりました。
色は一色または二色くらいで、テーマごとにイラストが描かれています。
キャラクターだけでなく、背景も描かれているのですが、それでも必要最低限。線は手書き感が残っていて、あたたかみを感じます。
それにすごくデザイン性が高いんですよね。
正直、「これだ」って思いました。
今まで描いてきたテイストを残しつつ、盗めるなって思ったのは、「デザイン性」だと思いました。
伝わるくらいの少ない量で小物で背景を表現する。
色はそれなりに使ってきていたので、この辺は別の作家さんの良い部分を自分なりに盗んできているつもりです。
私に足りなかったのは「デザイン性」なのかもしれないという答えに行きつきました。
デザイン性をもっと勉強
色々考えた上で、2週間で2枚のイラストを描いてみました。
「一休み、する?」というタイトルにしたイラスト。
「想いを届けて」というタイトルにしたイラスト。
伝わるくらいまでシンプルに、でもそれなりにデザイン性が良くなるように描いてみました。
まだまだこれからどんどん練習を重ねていく必要がありますけど、それでも今現在できるイラストだと思っています。
そういえば「ドーナツイラスト」と、「マカロン階段にて。」っていうステッカーにした2枚もこういうちょっとデザイン性を考えたイラストでしたね。
このラインで少し挑戦を続けていこうと思います。