最近、面白いことを聞きました。
自分が描きたくて創作意欲に任せて描いた絵と依頼されて描いた絵、どちらがアート的な価値が高く見えるのかという実験をしたそうです。
これは両方の絵をバラバラにしてどっちがどうなのかっていうのがわからない状態で行ったようですが、結果は「作家が描きたくて創作意欲に任せて描いた絵」の方を選んだ人の方が多数だったようです。
つまりは、自由に創作をした絵の方がアート的な価値が高いと感じる人が多かったということですね。
この結果、私も思い当たる部分が多くあります。
というのも、私自身依頼されて描いた絵をアップした時よりも、自分が描きたくて描いた絵の方がいいねされる数が多くなったからです。
絵だけを見ただけでは、本来は依頼されたかどうかっていうのはわかりませんよね。
でも感覚的に何かを感じ取って、「作家が描きたくて描いた絵じゃない」って思われているっていうことなんでしょうかね。
イラストレーターにはこれが当てはまるのか
画家は、自分が描きたいと思って描いた絵を発表するからこそ価値のある作品として認められます。
が、そうじゃない画家もいるわけですよね。
依頼されて壁に絵を描くことだってあるわけです。
ではイラストレーターにはこれが当てはまるのかですが、私は当てはまらない人の方が多いのかもしれないと思っています。
イラストレーターという仕事自体が人から依頼されて描くことがほぼですし、アートというよりも「何かに使われることが前提の絵」として見られるわけですから「アート作品」として見られることは少ないでしょう。
その為、この法則は当てはまりにくいのかもしれないって思っています。
ただ私みたいに誰かから依頼されて描くこともあるけど、基本的には自分が描きたいものを描いて発表しているタイプのイラストレーターだと、この法則は当てはまるのかもしれません。
前半にも書いたように、私の場合、依頼された絵と自由に描きたいものを描いた時の反応は良かったりします。
もちろん依頼してくれた方には喜んでもらえているので私は満足です。
ただ、この話を聞いた時にすごく「面白い」と思ったんですよね。
楽しんだもん勝ち
結局のこの結果を見る限りで言えるのは、「楽しんだもん勝ち」ってことですね。
仕事も趣味も、楽しまないと価値がわからない。
私は絵を楽しんで描いてます。依頼されてもできるだけ楽しんで「そういう考えもあるんだぁ、面白いなぁ」って気持ちでやっています。
それでもいいね数に違いが出てくるので、もっと有名な人だと全然変わると思います。
「別に楽しくもないことをするのが仕事」っていう人もいます。それはそれで意見としては正論だと思います。
でも私は、「楽しくないことを仕事にしたくない」と思っているので、この考えとはちょっと違ったところにいます。
これも個人の意見ですね。
自分の感性に従って、人生を楽しく生きれば、趣味もまた仕事になる時が来る。
絵を描くことを趣味から仕事にした私が言うので間違いないでしょうね。
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