可能性は誰にでもある。
私はそう信じています。
そして信じたからこそ得たものもあります。
私はその得たものを大事にしながら前に進んでいきたいと思っています。
タイトル「可能性」の絵
ラフを描いた段階ではイメージを形にしただけなので、どういうコンセプトの絵にしようかっていうのが明確にありませんでした。
そんな中で友達にラフを見せたら「可能性」というキーワードをいただけたので、それをそのまま絵にしてみました。
新しい試みもしたので、一つ壁を乗り越えたような気がする絵になりました。
最初にできていたイメージは斜めになった箱、そこから出てくるようなキャラクター、周りにはモノ、の3つだけ。
何が周りにあるのか、どうして箱から出てきているのかっていうイメージはありませんでした。
そこから色々とアイデアを思いくままに描き、それを完成させたのが「可能性」というタイトルのこの絵です。
宝石描くのがとにかく苦労した
今まで単色で絵を表現してきていたので、宝石のようなキラキラしたものは描いてきていませんでした。
友達から出てきた最初の小物が宝石だったので自信はなかったのですが、必死に描き方を調べて、その中でもできそうなものをトライし、何とか完成させることができました。
できるだけキラキラした感じを出しつつ、色んな色味を混ぜることで華やかにしてみました。
描き方だけを調べ、その上でぐりぐりと描いていったので、私なりの宝石が表現できていればいいなと思います。
緑だけでは寂しいので色合いを調整してそのまま青系の宝石も隣に描きました。ベースは緑の宝石ですが、隠れて見えなくなっている部分は新しく描き加えました。
描き加えた部分で差別化を出してみたので、多少印象が変わって見えると思います。
また、単純に色合いを変えるだけではオーバーレイで重ねた部分が目立たなくて埋もれてしまったので、そこの部分は新しく描き加えてます。
今回の絵で一番苦労したのが宝石なので、ある意味注目ポイントです(笑)
宝石に込めた意味
宝石の色を緑と青にしたのも意味があります。
緑の宝石の代表はエメラルドだと思います。
エメラルドには幸福、希望などの意味があるので、少女の希望に満ちた未来を表現しました。
青の宝石はサファイアなどがあると思いますが、これにも幸福の意味があります。その他にも慈愛、誠実などの意味があります。
青の石には健康の意味があるものもあるので、それらも意識しています。
統一感のない小物を周りにちりばめる構図
無限の可能性っていうアイデアをもらったので、それをそのまま表現しようと思った時、統一感があると意味がないなと思いました。
そこで、色んな職業がわかるようにと思って、あえて統一感のないものを周りに描きこみました。
少女の右上には音楽を表すヘッドホン、その下には絵描きを表すペンとタブレット、すぐ左にはケーキ職人的なパンケーキ、下にはお菓子職人のクッキー、その左にパン職人のパン、斜め上に読書や物書きを表す本です。
宝石は少女のキラキラした未来や女の子らしさなどをイメージしています。
箱が斜めで、少女が出てきている構図なのは、浮かんだものだったのですが、周りの小物を描いているときに「これはこれから外に飛び出していく」ということを表現するのに適していると思いました。
箱の色がピンクな理由
箱の色がピンクなのは、ピンクは人と人との絆を象徴する色だからです。
さらに、女性らしさや優しさ、幸福などの意味合いもあります。
ピンク系が好きなのでこれはしっくりきました。
結果的に
新しいことに挑戦した絵でもありますし、こういう自分史上一番細かいを描いたっていうのはいい経験になりました。
昔では考えられないような絵ができたので、個人的にはすごく満足しています。