ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

金曜ロードshow「竜とそばかすの姫」視聴から感じること

9月23日に、放送を延期していた「竜とそばかすの姫」が放送されました。

 

私はリアルタイムで視聴していましたが、一度視聴しているので2回目でした。

 

観終わった後、ネットでは物語の整合性に対しての意見が多く散見され、ちょっとだけ騒がれていました。

 

そこに関して、絵本というフィールドですが物語を書いている一人として思うことがあります。

 

この記事は映画の感想記事ではありませんので、あしからず。

物語の整合性って全部つける必要はない

Twitterの書き込みでは、物語の中の登場人物の行動に関してのことが多く見かけられました。

 

主にすずが1人で子供たちを助けるために愛知から東京まで行くっていう流れの部分に、わりと意見が集中していたように感じます。

 

そのほかにもいくつかありましたけど、全部ひっくるめて「整合性」という言葉で片付けられていました。

 

でも私は思うんですよね。

 

物語の整合性がとれていたら面白い映画になったと思う?って。

 

例えば上記の部分、周りの大人も一緒に助けに行ってたら果たして面白いでしょうか。

 

私は「どう言われても1人で行った方が映画的には映える」と思っています。

 

この映画はあくまで高校生たちの中のコミュニティで成り立っています。

 

そこに大人が土足で入ってきては意味がないと思うわけです。

 

すずが決断し、大人は後始末は任せろ、とドーンと構えている方が正解だと思うわけです。

 

確かに虐待の疑いのある大人のもとに女子高生が1人で乗り込むはリスクが大きすぎます。

 

でもすずは、かつて母親が目の前でしたことの意味を自分なりにちゃんと心の中に落とし込み、それを実行しただけ。

 

物語として、それが一番子どもが成長する姿を見せるのには「この映画では」正解なんだと判断したからこうしているわけですよね。

 

そこには整合性というものは必要ないと思いました。

 

私も絵本という32ページの中で完結させないといけない関係上、説明しないといけない部分を多少置き去りにしました。

 

その分、読者の想像で広げていけるだけの「余白」を残したわけです。

 

整合性なんて全部とれていたら面白い映画にはなりません。

 

映画は非整合性でできていますから、最初から最後まで。

作品は全部何かの影響を受けていないとできない

竜とそばかすの姫は公開時から「美女と野獣」がやりたかったと細田監督自らが話していました。

 

見事に美女と野獣的なシーンを入れていましたけど、一部ではパクリと言われたようです。

 

でも考えてください。

 

他のどの作品を観ても、何かしら似ていたり「これ、あれを意識してるなぁ」って思うことはありませんか?

 

思いっきりやるかスパイスに使っているかの違いなだけで。

 

作品は何かの影響を強く受けていないとできません。

 

完璧なオリジナルなんて一つもないんです。

 

私の絵本だって笑ゥせぇるすまんと世にも奇妙な物語の影響を強く受けています。

 

絵に関してはクレヨンしんちゃんの影響を受けていますしね。

 

完全なオリジナルではありません。

 

その世にも奇妙な物語だって、トワイライトゾーンの影響を受けています。

 

ドラえもんも起き上がり小法師から着想を得てあのデザインができています。

 

全部「影響」からできています。

 

竜とそばかすの姫は、わりとわかりやすい形でそれを自分の世界観でやりたかっただけの話。

 

それをパクリと言うなら、世の中の全部の作品が何かしらのパクリであるということになります。

 

パクリ、リスペクト、オマージュ。

 

似ているようで全く違います。

 

ここに関しては、物語を作る人間の立場から考えると「じゃあ何も生まれないからコンテンツなくなるけどいいよね」って思ってしまうんです。

もっと寛容になって欲しい

作品の好き嫌いはその人の感性なので何も言いません。

 

でもそうでないならもっと寛容であって欲しいと思います。

 

じゃないと何も作れなくなってしまいます。

 

映像だけでなく、作家も同じです。

 

小説も漫画も絵本も、何かに似てるから見ないは作った側からするとすごく悲しい気持ちになります。

 

自分が知らないだけで、どこかしこに作者が触れてきた作品のエッセンスは入っています。

 

でもそれはしょうがないことです。

 

そうじゃないと無から有は生まれないから。

 

それをしらみつぶしに突っついて貶めてしまったら、せっかくの名作が泣きます。

 

私が言いたいのは「何でもかんでも潰そうとしないで欲しい」ということです。

 

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