ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

ありきたりな構図やポーズでも、オリジナルになりえる

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絵は、作者によって十人十色です。

 

それは、斬新な構図や面白い画風とかだけじゃなく、構図やぽーずとかにも言えると思うんですよね。

 

つい先日、こんなツイートをしました。

どこにでもありそうなものでも、「誰が描いたか」で全然違って見えるものです。

 

模写をしても対象とする作品と全く同じにならないように、構図やポーズ、テーマも同じことが言えるんじゃないかと思います。

恐れずに描けばいいんだよ、きっと

有名な芸術家の方は「オリジナルなんてこの世にはない」と言っています。

 

どの作品も別の作品の影響を受けているものだと。

 

忘れがちですけど、これ的を得ていると思います。

 

今有名なイラストレーターの方でも、漫画家でも、作曲家でも、作詞家でも、必ず誰か別の人の影響を受け、その表現方法が気に入って自分の作品の中に落とし込んでいるものです。

 

また別の芸術家は、「オリジナルというのは落とし込む前の作品を知らない人が大嶽である」といったニュアンスのことも言っています。

 

影響を受けた作品が他者にはわからない、知られていないからこそオリジナルと呼べる。

 

知っていたら必ず「パクリ」と言われるから。

 

そもそも何でもかんでもパクリっていうのもおかしな文化ですけどね(笑)

 

それを言い始めたら、世の中にあるすべての作品が何かしらのパクリなわけですから。

 

絵を描く私たちは、それをパクリだと言われるのが怖くて、自分にしか出せないような表現を探しますけど、それってたぶんないんですよね。

 

なので、正直恐れずにとにかく発表すればいいんだと思います。

 

見てくれた人が作家のオリジナルの表現だと思ってくれれば、その時点でその人の勝ちだと思うんです。

 

だからと言って「○○のパクリですよね」って言われても、それが負けたことにはならないんですけどね(笑)あくまで表現の一つとして参考にしているだけなので。

画風やテイストだけは間違いなくオリジナル

構図やポーズ、テーマが同じであっても、画風やテイストだけはそっくりそのまま真似することはできません。

 

作家の個性が出てしまうので、それだけは間違いなくオリジナルだと思います。

 

私も遊戯王の高橋和希先生や、となりの山田くんの映画を監督した高畑勲監督、クレヨンしんちゃんの臼井義人先生、ウエダハジメ先生などの色んな人の影響を受けています。

 

そのうえで、自分に描ける表現を探そうとして今の形になっています。

 

ですが、私のテイストや画風は私だけのものだと、自信を持って言えます。たとえ何か似ているようなものがあっても、私はそれを知らないので関係ありません。

 

それだけは、絵を描く人は誇りに思っていい部分だと思います。

 

絵じゃなくても、音楽でもスポーツでもなんでも、必ず色んな人の影響を受けながら独自のものを作り上げているはずなので、個性って知らない間に出ているものだと、私は思います。

 

無理に探そうとするものではないです。