皆さんの心に残る音楽はありますか?
音楽番組で「あなたの心に残る曲は?」とか「勇気をくれた曲は?」といった特集を組まれることは多いですよね。
特に春だと、「気分がアガる春ソング」とか、「受験の時に聞いていた背中を押してくれた曲」とかありますよね。
多分、誰でも1曲くらいは自分の人生の中で大切な曲ってあると思うんです。単純に好き以上の感情がある曲っていうものですね。
私にも、人生で大切な曲が数曲あるんですけど、ふと書きたくなったのでブログに残そうと思います。
自分の生き方や性格など、私の人生を導いてくれた曲
ちょっと言い過ぎかもしれませんけど、私の大切な曲の1つ目は光GENJIの「パラダイス銀河」です。
1988年に発売された光GENJIの3枚目のシングルですね。確か最大のヒット曲じゃなかったでしたっけ?シングル売り上げ枚数は100万枚とかだったと思います。
この曲は、私がリアルタイムに聴いていた曲で(年齢は計算しない事!)、当時は小さかったです。
テレビで(確かミュージックステーション)初披露した時から一発でハマってしまったんですよね。
当時光GENJIはレギュラーポジションで、毎週出て曲を披露していたので、楽しみにしていたのを覚えてます。
小さかった私でもすぐに覚えて歌えるくらいのシンプルでわかりやすいメロディーですよね。というのも、最近知ったのですが、サビはたった7音で作られているようです。
少ない音なのにここまでキャッチーなメロディーを作れるのは、流石ASKAさんですよね。
なぜパラダイス銀河が人生を決めてくれたのか
パラダイス銀河の冒頭の歌詞ですが、解釈は色々あると思いますが、私は純粋にこう思いました。
ようこそここへ
遊ぼうよパラダイス
胸の林檎むいて
一発目にこの歌詞から始まるわけですが、幼い私はこれを聴いた時に、無意識に「私、生まれてきて良かったんだ。歓迎されているんだ」って思ったんですよね。
そして、生まれてきたこの世はパラダイス(楽しいことだらけ)なんだなって思えたんです。
「胸の林檎むいて」は、モヤモヤなんて吹き飛ばせ、という解釈もありますけど、私にはちょっと違うように感じました。
林檎の皮って、クルクルとさせながらキレイにむくじゃないですか。それが人生は長いよ、掘り進めれば美味しい部分が必ずあるよ、っていう意味に思えます。
それからやりたいことを貫いていこうっていう意味にも捉えられることもできるかなって思います。
林檎の皮むきって切れないように長く伸ばすチャレンジがあるくらい、キレイにむくのがステータスになりますよね。それって、集中しないとできないと思うんです。
集中して貫くことで、最後までむききることができるので、そういう意味にも捉えられるなって思います。
総合すると、「人生を遊びつくせ」っていう風に私は解釈しました。
そして「大人には見えない しゃかりきコロンブス」って歌詞が続きます。
子どもの時は意味がわかりませんでしたけど、私個人の解釈でいえば「大人には見えない」っていう歌詞そのものを「子供心を無くさないでね」っていう意味として捉えています。
コロンブスは冒険者なので、なんでも冒険、トライしてみようよって言っているのではないかと思います。
自分の人生を振り返ると、常に子供っぽくて、なんでも遊ぶようにトライしてたなって思います。
やりたいことを全部やって人生の幕を下ろしたいって思っている私の考え方は、パラダイス銀河から学んだんじゃないかと思える、そういう1曲です。
転職が決まらず苦しい時に聴いてた曲
丁度4年くらい前、前職を退職して次の就職先を探していた時、何ヶ月もずっと再就職が決まらなかったことがあります。
「私は社会から必要とされていないんじゃないか」と落ち込んでいました。
そんな時に聴いていたのが布施明さんの「少年よ」です。
仮面ライダー響鬼のエンディング曲ですね。ただひたすらに響鬼のDVDを家で観漁って、いつもこの曲を聴いていました。
冒頭の
まるで透明になったみたい
全部自分をすり抜けていく
この歌詞のまんまの事を感じていました。
でも、続くサビで、
少年よ 旅立つのなら
晴れた日に胸を張って
Hit the beat!Keep your beat!
心が震える場所探して
Hit the beat!Keep your beat!
誰にもできないこと見つけ出せ
それが君の響き
と続きます。
これは少年に向けた歌詞ですが、男女問わず響く歌詞だと思います。
私が今自分のやりたいことをやって、自分が輝ける場所を見つけることができたのは、この曲があったからこそだと思っています。
絵描きと言うのは、私が小さいころからやっていた遊びの原点ですしね。そう考えると、原点回帰したものが仕事になっていると言えるかもしれません。
笑顔でいなさいって教えてくれた曲
3曲目は、私が学生の時によくラジオで聴いていた笹川美和さんの「笑」です。
これは2018年バージョンですが、CMで流れいたので知っている人もいるかもしれません。
「笑い笑え泣き笑え」という歌詞が冒頭から続いて、Aメロで
他には愛を学べば良い
悲しみなど学ばずと良い
お前の涙あたしが受けよ
あたしの笑みをお前に与えよ
と、歌詞が続きます。
そして、また冒頭の歌詞に戻る、という構成です。
いつも笑顔でいなさい、そして辛い時は受け止めてあげるからまた笑いなさい、と優しいメロディーで語りかけてくれます。
2番では
他に何も学ばずと良い
太陽の子になれば良い
海のように深く空のように果てなく
となっています。
笑顔でいれば幸せはきっと向こうから振り向いてくれるよ、だから前を向いて歩こう、とシンプルな歌詞で伝えてくれるので、すごくじんわりときます。
メロディーも沖縄とかの島の曲のような、J-POPらしくない感じなのも良いです。
最後に
音楽って、すごいパワーを持っているなって思うんですよね。
小さいころに聴いた曲でもしっかりと頭に残っているし、その曲の歌詞が自分の生き方を導いてくれたんですもんね。
普段は聴かなくても、たまに聴きなおしてみると、やっぱり大切な曲だなって思います。