私が今の仕事に就くまでには、色んな職種を経験してきました。
役者にもなりましたし、ラジオ出演もしました。
下着の商品管理、発注、売り場整理、商品展開場所や売り場のデザインもしました。
リサイクルショップでアイドルグッズの買取販売やPOP作成などもしていました。
誰でも経験するようなコンビニ店員もやったことがあります。カードゲームショップで働いていたこともありました。
そうやって色んな経験をしてきて思うのは、どの仕事をしていても、今の仕事に役立っているなっていうことです。
普通に考えたら「絵描きになるなら絵の勉強だけをすればいい」って思うと思います。
間違ってはないですよね、私もそう思います(笑)
でも、私は絵を描く以上の事を今までの人生でたくさん経験させてもらいました。そして、自分を見つめる時間もたくさんありました。
それは、私の財産だし、経験値です。
この経験値があるかないかで、今の絵描きの人生は多分180度変わっていたかなと思います。
絵の勉強は中学生までしかしてない
これは前にも書いたかもしれませんけど、私は絵の勉強は中学生までしかしていません。
要は義務教育として美術を受けていたのが最後です。
ですが、その当時の私の絵は1位をとっています。文章力がなくて伝えるのは下手だったのでそこだけ「惜しいね」って言われてましたけどね(笑)
でも誇りでした。
何を隠そう私の成績表は、美術と音楽だけ4と5だったのに、その他の科目は1とか2とかでした。良くて3ですね。
どうしょうもないくらいのおバカさん(笑)
ですが、夢だけはたくさんありました。多分、当時の学生の中でも一番夢が多かったんじゃないかなと思います。
そんな私の最終的な夢は、「夢だけは全部やりとげて人生の幕を下ろそう」っていうことです。
遠回りで不器用な人生だと思っていたけど・・・
自分の人生を振り返った時、「私はすごく不器用な生き方をしてるなぁ。でもこういう生き方しかできないなぁ」って思っていました。
でもそれを母に話したら「不器用な生き方なんてしてた?」ってきっぱりと言われました。
その時に、「この生き方は不器用じゃないんだ・・・。」って思っちゃったんですよね。
役者から社会人が始まったのに、今はイラスト描いたりブログ書いたりしながら生活している人ですよ。
私の時代はまだ会社に入れば一生安定した人生を送ることができるって言われていたギリギリの時代です。
色んな人から会社にちゃんと務めなさいって言われていました。きっぱりと「サラリーマンとかOLとか、そういうのは私は嫌いだから入らない」って言いきってましたね(笑)
平平凡凡な生活がいやでした。常に刺激のある生活がしたかったし、楽しく生きたかったんですよね。
そういうちょっとイレギュラーな生き方をしてきた私の生き方を「不器用な生き方なんてしてないじゃん」って言いきった母親はすごいなって思いましたね。
人生は遠回りしてナンボ
今自分の夢の為の学習をするために専門学校に行こうか普通の大学に行こうか悩んでいる人はたくさんいるでしょう。
大学に行くにしてもやりたいことを専門に学べる大学に行きたいと思っている人もいると思います。
色んな家庭の事情があってそれが叶わない人もいると思います。
でも一つだけ言うと、
遠回りほど人生を豊かにしてくれるものはない!
私は絵の専門学校に行ってもいなければ、絵の勉強ができるスクールにも通っていませんでした。
義務教育の中でしか絵を学んできてない人ですけど、今こうして絵を描けています。
しかも、ただの絵描きじゃなくて、販売のイロハも空間認識能力も色んな職種で鍛えることができました。
たとえ絵とは180度違っていても、それらの経験は全て絵だったりブログだったりで役に立っています。
遠回りをしたからといって夢が途絶えるわけではありません。
もしやりたいことの為の会社に就職できないなら自分で事業を起こしてしまえばいいんですよ。
絵の勉強をしてこなかったので、会社の面接はボロボロでした。どこも雇ってはくれませんでした。
なので、自分一人でやっていくことにしました。
今では、その方が自分の好きなようにできるし、気楽だなって思っています。
こういう人生も悪くないです。
できないことを考えるのではなく、できる方法を考えてくださいね。
きっと、道はいつまでもウェルカムで待っててくれます。
ではでは。