イラストネタを探すのに、日本の「今日は何の日」的なものを調べてみました。
今は8月なので、8月の何の日系を探していたら、「8月28日はバイオリンの日」っていうのを見つけました。
「これはテーマになる」って思って、イラスト制作に入りました。
8月28日がバイオリンの日な理由
8月28日がバイオリンの日である理由を調べてみると、どうやら日本だけの記念日なようです。
なぜ日本だけの日なのかというと、日本産のバイオリンの第一号が完成した日だかららしいです。
日本産第一号のバイオリンは、明治13年に東京都深川の三味線職人だった松永定次郎さんが作られたようです。
作られた当時は、誰かに教わるわけでもなく、正教会の大聖堂であるニコライ堂というとこに飾られていたものをお手本に作ったようです。
そこから本格的にバイオリンづくりを始めたのが名古屋にいた三味線づくりをしていた鈴木政吉さんだったようです。
当時松永さんのバイオリンを見て、そこから制作を開始したようですね。
イラストを紹介
そんな日本だけのバイオリンの日ですが、それにちなんでイラストを制作しました。
これですね。
バイオリンを弾くポーズって、描いてて思ったのは「意外と難しいなぁ」ってことですね。
バランスがどうしてもうまくいかず、どこが隠れる部分でどこが見えている部分なのかも色んな資料を見て研究しました。
それでもなかなかうまくいかなくて、挫折しかけたのは内緒の話です(笑)
どこまでシンプルにできるのか
楽器を描こうとするとき、「どこまでシンプルにしたら伝わるのか」っていう境界線みたいなものを結構意識しています。
楽器は細かく描こうと思うとどこまでできてしまうんですよね。
でもそれをしてしまうと、ちびキャラとの相性が悪くて、楽器だけが浮いちゃいます。
かといって、シンプルに描きすぎてしまうとそれはそれで伝わらないかもしれない。
そんなことを考えながら描きました。前に描いたバンドの子たちも楽器に多少苦戦した覚えがあります。
楽器に限らずだと思うんですけどね、小物ってどこまで描けば伝わるのかを意識するのって結構大変です。
今回の結論は、「形をしっかりと描いて、弦とかペグは省略する」でした。
バイオリンは、極論弾いているポーズさえ描けば最悪伝わってしまいますけど、そこよりは一歩踏み込んで、もう少しそれっぽくするっていう部分で止めておきました。
描きすぎてもダメで、描かなすぎてもダメ。
描きこむよりも、描かないことで伝えるっていう技術は、実は難しいものです。
そういう意味では、今回は「バイオリンを弾いている女の子」っていうのがちゃんと伝わるように描けたので良かったかなと思います。